高速化手法

くだんの銘柄も10万円を割り込んでから、ようやく底打ちしたようである。株持ってる人はよかったね。やはり、八万円の防衛戦は守りたかったのだろう。また、5000円の値幅制限下では売り浴びせで利幅がとりづらいことも効いているだろう。ただ、月末には一波乱ありそうにも思う。

ところで、Sony Playstation 2、Hitachi(投資先Equatorとの共同開発)に続いて、Transmeta と、実用VLIWチップが出てきている。

RISCでは、CISCのプロセッサーに対して、インストラクションの単純化によるクロック高速化と、パイプラインの多重化に重点が置かれていたがVLIWにおいては、実行の並列化、分岐予測などRISCプロセッサでハードウェア側が行っていた処理をコンパイラに任せることによって、多重化の度合いを高めながらもより少ないトランジスタの集積、低クロック状態でのパフォーマンスの向上を狙っている。チップ設計の面から見れば、ハードの複雑さが減るためにダイ面積も少なく、安価にすることが出来る。

またにトランスメタの技術では、基本的に、x86コードをランタイムにVLIWのコードにトランスレーションする技術だ。エミュレーションというと、WABIやら、IBM/PowerPC関連やら思い出されてやな気分だが、考えてみれば本家インテルのItaniumも、EPICアーキテクチャコア(基本発想はVLIWと同じだ)の上に、コードエミュレーションを載せている。違いはエミュレーション層をソフト的に持つかハード的に持つかだけであり、高速化という側面からも一つのトレンドであることに間違いはない。

さて、複雑な仕組みを単純化することは、会社や組織においても効率性の要であろう。「しがらみ」を断ち切ることは意志決定の高速化に決定的な効果がある。しかしである、VLIWはコンパイラ設計が難しいのだ。件の会社においても、組織の拡大につれコミュニケーションオーバーヘッドが増す中で、まさにその難しい課題に直面しているわけなのだろう。