らーめんたべたい

松下がインターネット販売への参入を表明した。今までは、既存小売り系列を持たない分ソニーに有利といわれていたが、松下は逆に既存小売店を生かす戦略とのこと。

なるほど、発想はコンビニECやアスクルと同じだ。電気屋さんとはおとうさん一本とられたな。米屋より、配送も手慣れ他品種を扱い、サービスもやるしね。

全国に展開するナショナルのお店チェーンがECの拠点となって、ITの力により在庫管理から配送まで合理化され、さらに、店舗コストを本部が持たなければよいわけだ。前回は新聞配達がECの拠点になったときの恐怖を語ったが、この手口のポイントは、ITという魔法の粉をかけるとあーらあら、すべてが理想的、思い通りにうまく行くことだ。ホントは流通とばしをして、効率を上げたいけど既存店との関係もあるしといった、苦肉の策なのにね。市場が"ITふう"を評価する限り、こんなアナウンス効果も有効なのだろう。

真剣な話し、町の雑貨屋がコンビニに姿を変えたように、町の電気やが、サービスメニューの統一と、徹底的な合理化によって、すばらしいフランチャイズチェーンに生まれ変わるということもあるだろう。米国GAPに習ったファーストリテーリングが、アンテナショップと、ブランド戦略によって、安売りのカジュアルをブランドに変えたようなものだ。きっと同じ服をダイエーで買ったら着るのはずかしいよね。しかし、こうした展開をダイエーが出来なかったように、また、他の企業に出来なかったように、旧来型企業の内からの改革は、旧来型モデルでの成功体験とコンセンサス型の意志決定により阻まれている。いっそ、家電の販売部門を完全独立した、サービスフランチャイズと流通/EC会社に分離したらどうだろう。SCEだって、ソニーからの独立性があった故にうまく行ったモデルだというのが私の理解だ。

さて、次にWeb化を指向する旧来企業はどこだろう。きっと、「牛丼チェーンの○○は、ECに進出。既存の店舗網を生かした、食材の総合的展開を模索」なんてのも出るかもしれない。でも背後に隠れた本質的複雑さやコストは、コンセプトからは読み切れないから、投資家の方々は注意してくださいね。

ECな新聞配達店の続きで、配達をするといえば出前のラーメンだ。幸い、今日現在 www.rairaiken.com とwww.rairaiken.co.jp は空いている。これで、全国の来来軒を束ねて、ECをやるというのはどうでしょうか。出前のついでに介護をやって、携帯もうれば完璧だ。もうかったら、恒例の金粉入りラーメン一杯おごってください。