リアリティフィードバック

連休を狙ったかのようなバスジャック事件はネット掲示板では、また別の展開を見せている。犯人がアングラ系掲示板として、有名な2チャンネルの常連ハンドル名の持ち主ではないかと騒がれているのだ。

そうだとすれば、この人物は、過去少年犯罪に関する発言なども行っていることから、少年法論議や愛知で起こった17才の犯罪に触発された「ネット型劇場犯罪」の可能性がある。

去年から、「東芝事件」「光通信株価暴落」「少年犯罪」と、ネット上で予兆が観察された事件が多くある。東芝事件はオーディオマニアの掲示板でのアクティブさから、リアルオーディオファイルを張り付けたWebにトリガーされ、ヒットが60万を越えるあたりからマスコミの注目を集めていた。

「光通信株価暴落」の場合、以前から指摘されていた風説がネット上で盛んに指摘されるようになり、去年の末頃には材料出尽くし状態で、マスコミにも小規模に取り上げられていたが、実際に爆発したのは今年の春先の大幅な下落にトリガーされてからであった。そして、今回の少年犯罪である。

ネット掲示板などは、オールドメディアとの比較から、あやふやで不確かな情報が迅速に拡散する性質を持つ。一端過飽和になったネット情報は、「リアリティーのフィードバック」をうけて、「信頼性」の烙印を部分的にも押されると一気にブレークしていくようである。

今月は、ようやく自宅周辺地域でもIP常設サービスが始まる。始まり次第、昔作ったHTML スキーマーと、主要サイトクロウリングエクストラクターを使って、アングラ系とメディア系の「事件」の自動観測を開始しようと考えている。もしかしたら、以前直感的に考えていた事象に対して定量的な法則が観測できるかもしれない。