帯域のインパクト

ネットにおける「東芝事件」が、30K程度の帯域を代表する事件であったとすれば、年末から日本でも話題になった韓国のビデオ流出事件は、DSL帯域を象徴する事件であろう。

この事件そのものは、日本が韓国に先行されてしまっていることを日本のネットコミュニティーに深く知らしめた結果となった。

実際のところ、広帯域ネットが話題になるたびに「そんな帯域何に使うんだ」と言われてきたものである。昔CADを開発しているときに10Mのハードディスクを初めて買ったときも「こんな広いディスクは使い切れないよ」と思ったものである。しかし、実際は、帯域や能力が安価に提供される限りにおいて、それを利用するコンテンツは現れる。また、大きな帯域のコンテンツの与えるリアリティーは、旧来のものをあっという間に陳腐化させてしまう。

さて、いよいよ21世紀である。今年は、日本にとって広帯域元年の年になるであろう。そして、再来年あたりに、各プロバイダーのキャッシュ処理能力などネットワーク設計が試される時代に突入していくと思われる。はたして生き残るのはどこになるのであろうか。